アルゼンチンで和太鼓を通じて日本文化を広めたい
きっかけは?
最初にそう思ったのは今から3年前。アルゼンチンのラプラタで太鼓を叩いている【マリアノ】さんが、日本にお仕事の関係で来られた時に出会い、そこから日本に来られる度に私のレッスンを受けてくれました。その付き合いの中で良く聞いた言葉が「アルゼンチンには和太鼓団体はあるが、みんな自己流で指導者がいないし本物を知らない。是非一輝さんに来て欲しい」というものでした。
ならば行ってやろう。なんとかなるやろ、という安易な気持ちで計画を立て、昨年初めてアルゼンチンの地に降り立ちました。その時は一般向けのワークショップのみでしたが、やっているうちにどうも違うと違和感を覚えたのです。
そのワークショップには現地で太鼓を叩いている奏者ばかりの参加。もちろん上記の様に「和太鼓とはなんぞや」という主旨で行ったので問題はないのですが、自分の中で何か違うものがありました。
それは何か?自問自答を繰り返しているうちに出た答えが、「やはり、和太鼓を知らない、日本を知らない人達に、和太鼓を通じて日本を知ってもらいたい」という、私の原点のものでした。
そこから今回のプロジェクト計画がスタートしたのです。
問題は沢山
「学校訪問したい」
私は日本で教室を開き、留学生に教えたり学校でワークショップを行ったりしているので、その方向で行きたいとこの一言がキッカケで今回の流れは決まりましたが、そもそも外人を招いた事の無い地域の学校なので、そんな所に得体の知れない日本人を受け入れてくれるのか問題がありました。もちろん太鼓なんて知りません。マリアノさんが説明しても難色を見せる学校も多かったそうです。
そんな中で5校も話を付けてくれたのは本当に感謝です。
「お金がない」
しかし!何と言ってもお金がない。渡航費だけでも数十万。それに滞在費など入れると50万近くの見積りになったのです。
そんな時ある方にこんなプロジェクトを計画していると話すと「一輝さん、クラウドファンディングしてみてはどうでしょう」という話を持ちかけてくれました。
「でも、こんなプロジェクトに賛同してくれる人なんていてるんかな?」という気持ちが強くありましたが、他に方法が無いのでレディーフォーで渡航費・滞在費合わせて50万円の支援金を募らさせて頂きました。すると少しずつご支援して頂き、最終的になんと26名合計53万円集まり、成立する事が出来たのです!
本当にご支援・ご協力ありがとうございました!